南米ウォーカー
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チリは南北の長さ4329kmに対し、東西の幅は平均175kmしかない細長い国だ。ペルーの南、太平洋に面し、内陸側はアンデス山脈を境にボリビア、アルゼンチンと国境を接している。海と山に細長く接するチリの特徴は、海岸線の町に立つとよくわかる。西側を見れば海、東を見れば山という一種不思議な風景がそこにある。赤道近くから南極まで南北に長い国だけに、北から南へとチリ縦断の旅をすると、自然環境の変化がおもしろい。北部のアタカマ砂漠、中央部の森と湖の湖沼地帯、そして南部のパタゴニアに入れば、フィヨルド、万年雪の峰々、氷河や荒涼としたパンパ。その先はもう南極大陸なのだ。 |
気候
| 南北約4,329kmにわたって細長く延びるチリの国土。起伏に富む地形は大きく3つに分けられ、気候もバラエティーに富んでいる。北部砂漠地帯(アタカマ砂漠)→ペルー、ボリビア国境に近い海岸部及び内陸部は、極端に乾燥しているいわゆる砂漠気候で、昼と夜の温度差が激しく、雨はほとんど降らない。海岸の主要都市は、砂漠に取り囲まれているにもかかわらず、フンボルト寒流の影響で熱暑がやわらげられ、しのぎやすい。中央農牧地帯→気温は温暖で、四季の移り変わりがはっきりしている。南部森林地帯→冷涼で湿度の高い気候。南部はまた年間降雨量2,500mmと雨が多く、雨期は3月以降の2〜3カ月だが、時には何カ月も降り続くこともある。パタゴニア地方→1年の大半が冬(夏は11月〜3月上旬)という寒冷気候で、夏でもジャケットは必携。 |
目的別おすすめシーズン
| 北部砂漠地帯や中央農牧地帯なら1年中いつでもいい。南部森林地帯は夏期にあたる12〜2月。この時期はバカンスを楽しむ旅行者が多い。パタゴニア地方は夏にあたる11月〜3月上旬。 |
旅の服装 タイプ1
| 雨期に古都バルディビアからプエルト・モンまでの南部森林地帯へ行くなら、レインコートと防水のしっかりしたシューズが必需品。 |
旅の服装 タイプ2
| パタゴニア地方へ行くなら夏でもジャケットが必携。 |
食事について
| よく食べれているのは肉料理で、ローストチキンやステーキなどがポピュラー。手の込んだ料理は比較的少なく、味つけは塩とオリーブオイルが主体で、やや塩気は強い。またレストランに行くと、薬味としてピュグレが出てくる。岩塩にトマトとタマネギのみじん切りとパセリやコリアンダーなどの香草、唐辛子を混ぜたちょっと辛いサルサのようなもので、肉や魚だけでなく、パンにもつけて食べる。 [エンパナーダ・フリータ] 油でかるく揚げた肉詰めパイ。同じエンパナーダでも、エンパナーダ・デ・オルノは具が肉に加えて、レーズン、オリーブ、タマネギのみじん切りなどが入っている。 [カスウエラ・デ・アベ] 鶏の大きな骨付き肉を、ジャガイモ、ニンジンなどの野菜と一緒にじっくりと煮込んだ具だくさんのスープ。カスウエラ・デ・ヴァクーノは牛の角切り肉入り。 [シュラスコ] ブラジルのシュラスコとは違い、こちらは牛肉の鉄板焼き。パンにはさんで食べるのが一般的。コンプレートと注文すると、アボガトやトマトなどが付いてくる。 [パステル・デ・チョクロ] パステル(=ケーキ)とあるがお菓子ではない。ひき肉、オニオン、オリーブの具と、トウモロコシの粉で作った生地を交互に重ねて、オーブンで焼き上げたもの。甘い味付けだ。 |
ショッピングについて
| 町なかに観光用のおみやげ屋さんは少ない。衣類や雑貨などは大都市のデパートで購入する。 お土産 鉱物資源の国だけに、金属、鉱物製品が主流。民芸品は地方都市のメルカード(市場)などで売っている。銅製品→カップ、スプーン、灰皿、手の込んだ彫刻が施された絵皿など。ラピスラズリ→チリとアフガニスタンだけで産出されるという鉱石・ラピスラズリは、独特の青い色が美しい。アクセサリー、置物、小物入れなどがあるが、露天商と高級店では質も値段もピンキリ。アルパカ→アンデスの山に棲むアルパカの毛で編んだセーターなど。 サイズ 基本的に男性用、女性用ともフリーサイズまたは、生産された国のサイズ規定になっている。 |
お金について
| 単位とレート チリ・ペソ(Chilean Peso)。$1≒0.18(2004年5月現在) 紙幣の種類 500, 1000、2000、5000, 10000, 20000 硬貨の種類 1, 5、10、50, 100、500 両替 公共両替所で両替する場合、US$40以下だとレートが悪くなる場合が多い。また、T/Cよりドル現金のほうが率がいい。日本円も両替できないこともないが、レートが悪くなるので出国前にドルに替えていくほうがいい。また、率のいい両替をするには、国境の入国管理事務所や空港にある両替所のレートをしっかり覚えておくことが大切だ。当面、必要な分だけを両替し、市内でさらに率のいい両替所を探そう。パタゴニアなどの地方都市には公共両替所があまりなく、銀行かホテルに頼るしかないので、大・中都市にいる間にある程度両替しておこう。通りで“カンビオ?”、“ドラレス?”といって声をかけてくるのは、闇両替の客引きなので無視した方が無難。 物価 経済状況は比較的安定している。物価はアルゼンチンに比べるとやや高い。安ホテルは地方都市でUS$10くらいから。首都サンチアゴにもUS$10以下の宿があるが、どこも設備が古く、あまりおすすめできない。中級ホテルはUS$30〜50はみておきたい。食費は1食US$5を目安にすればいいだろう。チリではシーフード料理がおいしいが、こちらは値段はそれほど安くなく、US$5〜10。大衆レストラン以外でも安い昼の定食を出すところ増えているので、昼どきは店の前の看板に注目してみよう。交通はラン・チリ航空のクーポンを予め用意するか、飛行機の移動は遠隔地への移動に絞り、あとはバスで動けば安く済む。チリは道路事情が整っており、バスの旅は快適だ。 |
チップについて
| サービスを受けたらチップを払う習慣がある。最初から料金の中に含まれている場合を除き、US$1に相当する現地の紙幣で払うのが一般的。 ベルマン・ドアマン・空港のポーターに渡す時 荷物1個につき100〜500ペソ。 レストランで 食事代の合計の約10%〜15%。 映画館、劇場 案内係にチケット代の約10%。 タクシー 基本的に渡す習慣はないが、荷物が多いときは手伝ってもらいチップを渡そう(1個につき50ペソ程度)。 |






